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旧奈良監獄の最終見学会に



11月23日(金)~25日(日)に、開催されていた、旧奈良監獄の最終見学会となる、奈良赤レンガfestivalに行ってきました。


旧奈良監獄
旧奈良監獄

旧奈良監獄

江戸時代からの奈良奉行所の流れを組みながらも、司法の近代化を掲げて造られた「明治五大監獄」として、唯一原形を保っています。数多くの受刑者と、彼らの更生を見守ってきたロマネスク様式のれんが建築は、竣工から100年あまりの時が過ぎた現在もなお、その威厳と美しさが衰えることはありません。 (旧奈良監獄HPより)




旧奈良監獄は、日本の治外法権撤廃にむけて、受刑者の人権に配慮し、法治的な近代国家であることを示すために作られたそうです。


それまでの日本は不利な条約をむすんだことにより、日本国内で罪を犯した外国人をさばける制度はありませんでした。


明治維新を経ても不平等条約は解消されず、改正させるには、日本が欧米諸国と肩を並べることができる法治的な近代国家であるということを示す必要がありました。


そこで明治政府が、司法の整備と合わせて、監獄の近代化を進め受刑者の人権にも配慮するプロジェクトを進めたそうです。


今の法律になる前に作られた独房や、拘束道具なども見学出来ました。



長い廊下の両サイドは独房
長い廊下は中央の看守台から5方向に延びていて、1回まで見渡せるように格子がはめられています。両側に独房。扉は約10cmほどの厚み。

また、受刑者作品展示場で見た作品はどれも素晴らしく、才能を自分が輝ける方向につかえていたらいいなぁと、願いました。



赤レンガfestivalという名の通り、屋台や売店もたくさんあり、美しい外観なので、刑務所だったということを忘れてしまう雰囲気でしたが、高い塀の上の有刺鉄線をみたり、檻のようなドアをみたりすると違和感を感じてしまうものでした。



旧奈良監獄のライトアップ
幻想的な夜のライトアップ

昼の部も夜の部もどちらも参加して正解でした。

貴重な体験ができました。


これから、ホテルに生まれ変わる奈良監獄。

2021年にオープン予定だそうです。

大阪万博も決まったので、外国の方にも人気のありそうなポイントが一つ増えそうです。


旧奈良監獄のHPがとても美しく詳しいので興味がある方は是非♪

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